SEO対策を成功させるためには、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを知ることがとても大切です。検索数(検索ボリューム)を調べることで、多くの人に見てもらえるコンテンツを作ることができます。この記事では、SEO検索数を知るために役立つおすすめツール5選をわかりやすく紹介します。
SEO検索数とは?なぜ重要なの?
SEO検索数とは、あるキーワードが月にどれくらい検索されているかを示す数字です。例えば「猫 しつけ」というキーワードの検索数が月間1,000回なら、そのキーワードでGoogle検索している人が月に約1,000人いるということになります。
検索数を知ることのメリット
①効率的なコンテンツ作成ができる
検索されないキーワードではなく、ちゃんと検索されているキーワードを狙ってコンテンツを作れば、より多くの人にサイトを見てもらえます。
②競合の難易度を判断できる
検索数が多すぎるキーワードは競争が激しく、上位表示が難しいことがあります。検索数を知ることで、自分のサイトが狙えるキーワードを見極められます。
SEO検索数を調べるおすすめツール5選
ここからは、SEO検索数を知るためのおすすめツールを5つ紹介します。無料で使えるものから本格的な有料ツールまで、それぞれの特徴を解説します。
1. Googleキーワードプランナー
Googleが提供している公式ツールで、もっとも信頼性の高い検索数データを得ることができます。Googleの広告サービス「Google広告」の機能の一つですが、無料でも基本的な検索数を調べることが可能です。
料金 | 基本無料(Google広告アカウント登録が必要) |
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特徴 | ・Googleの公式ツールで信頼性が高い ・検索数の範囲(例:月間100-1,000回)がわかる ・関連キーワードの提案も受けられる |
向いている人 | リスティング広告もやっている人、正確な数値よりも傾向を知りたい人 |
GoogleキーワードプランナーはGoogle広告のアカウントを持っていれば無料で使えるため、SEO初心者にもおすすめです。ただし広告費用をかけていないと、検索数の正確な数字ではなく範囲(例:月間1,000-10,000回)しか表示されない点に注意しましょう。
Googleキーワードプランナーの使い方
- Google広告のアカウントを作成・ログインする
- 上部メニューから「ツールと設定」→「キーワードプランナー」を選ぶ
- 「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリック
- 調べたいキーワードを入力して検索する
2. Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
デジタルマーケティングの専門家Neil Patel氏が開発したSEOツールです。無料でも検索数を確認でき、わかりやすいインターフェースで初心者でも使いやすいのが特徴です。
料金 | 無料版:1日3回まで検索可能 Chrome拡張機能:1日40回まで検索可能 有料版:月額約4,000円~ |
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特徴 | ・無料でも具体的な検索数の数字がわかる ・SEO難易度も表示される ・関連キーワードも一度に調査できる |
向いている人 | SEO初心者、手軽に検索数を知りたい人、Chrome拡張機能を活用したい人 |
Ubersuggestは特にChrome拡張機能が便利で、Google検索結果ページで直接キーワードの検索数を確認できます。無料版でも十分に使えますが、検索回数に制限があるため、大量のキーワードを調査したい場合は有料版の検討がおすすめです。
3. ラッコキーワード
日本製のキーワード調査ツールで、特に日本語のキーワード調査に強みを持っています。サジェストキーワードの取得と検索数確認が同時にできる便利なツールです。
料金 | 無料版:機能制限あり 有料版:月額980円~ |
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特徴 | ・日本語キーワードに強い ・サジェストキーワードの取得が充実 ・一括で検索数を調査できる |
向いている人 | 日本向けのサイトを運営している人、サジェストキーワードも同時に調査したい人 |
ラッコキーワードは特に日本のユーザー向けのサイト運営者に人気があります。無料版でも基本的な機能は使えますが、検索数データの取得回数には制限があります。有料版ならキーワード500件につき、月間検索数取得が1回使えるようになります。
4. Keywordmap(キーワードマップ)
日本のSEO会社が開発した本格的なSEO分析ツールです。日本語キーワードの網羅性が高く、約2,700万の検索キーワードを調査できます。
料金 | 有料:初期費用約10万円+月額約10万円~ |
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特徴 | ・日本語キーワードの網羅性が高い ・検索結果の詳細分析ができる ・競合サイト分析機能も充実 |
向いている人 | 企業のWebマーケティング担当者、SEO専門家、本格的なSEO対策を行いたい人 |
Keywordmapは企業向けの本格的なSEOツールです。料金は高めですが、検索数データの精度と日本語キーワードの網羅性は非常に高く評価されています。自社サイトだけでなく、競合サイトの分析もできるため、総合的なSEO戦略の立案に役立ちます。
5. SEMrush(セムラッシュ)
世界的に有名な総合SEOツールで、検索数調査以外にも多機能なSEO分析機能を備えています。海外発のツールですが、日本語対応も充実しています。
料金 | 有料:月額約18,000円~ |
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特徴 | ・200億以上のキーワードデータベース ・競合分析機能が充実 ・SEO以外にもSNS分析などができる |
向いている人 | SEO専門家、海外サイトも運営している人、総合的なデジタルマーケティングを行いたい人 |
SEMrushは世界中のキーワードデータを持つ総合SEOツールです。検索数調査だけでなく、競合サイト分析、バックリンク分析、サイト監査など、多機能なツールを求める方におすすめです。料金は高めですが、プロの現場でも多く使われている信頼性の高いツールです。
SEO検索数ツールの選び方
ここでは、自分に合ったSEO検索数ツールを選ぶためのポイントを紹介します。
- 予算に合わせる – 無料ツールから始めて、必要に応じて有料ツールを検討しましょう
- 必要な機能を考える – 検索数だけ知りたいのか、競合分析なども行いたいのかで選ぶツールが変わります
- サイトの規模に合わせる – 個人ブログなら無料ツールで十分、企業サイトなら有料の専門ツールが効果的
- 使いやすさを重視する – 特に初心者は、操作が複雑なツールよりもシンプルで使いやすいツールから始めましょう
初心者におすすめのツール選び
①まずは無料ツールから始める
SEO初心者は、GoogleキーワードプランナーやUbersuggestの無料版から始めるのがおすすめです。基本的な検索数データを確認でき、SEOの基礎を学ぶのに役立ちます。
②使い方がわかりやすいものを選ぶ
複雑な機能がたくさんあるツールよりも、シンプルで直感的に操作できるツールの方が挫折せずに継続できます。特にUbersuggestは初心者向けのわかりやすさが特徴です。
検索数データの正しい活用方法
検索数データを調べたら、それをどう活用すればいいのでしょうか?ここでは、検索数データを使ったSEO対策の基本を紹介します。
適切なキーワードの選び方
すべてのキーワードを狙うのではなく、自分のサイトに合ったキーワードを選ぶことが大切です。
検索数 | 競合の強さ | 狙いやすさ | おすすめの戦略 |
---|---|---|---|
非常に多い (月間10,000以上) |
強い | 難しい | 長期的な目標として設定し、まずは関連する小さなキーワードから攻める |
中程度 (月間1,000~10,000) |
やや強い | やや難しい | サイトの強さに応じて選択的に狙う |
少ない (月間100~1,000) |
弱~中 | 狙いやすい | 新しいサイトや個人ブログに最適。複数のロングテールキーワードで合計流入を増やす |
特に新しいサイトでは、検索数は少なくても競合が少ないキーワードを狙うのが効果的です。このようなキーワードは「ロングテールキーワード」とも呼ばれ、具体的で長めの検索フレーズが多いです。
コンテンツ作成のヒントとして活用
検索数データは、どんなコンテンツを作れば読者に喜ばれるかを考えるヒントにもなります。
- 検索されているキーワードは、ユーザーが知りたいと思っている情報
- 関連キーワードを見れば、さらに詳しく知りたい内容がわかる
- 季節によって検索数が変わるキーワードは、その時期に合わせた記事作成が効果的
SEO検索数データを活用する際の注意点
検索数データは便利ですが、使う際には以下の点に注意しましょう。
検索数データの注意点
①ツールによって数値が異なる
各ツールのデータ収集方法や更新タイミングが違うため、同じキーワードでも検索数が異なることがあります。一つのツールで比較するのがおすすめです。
②検索数だけで判断しない
検索数が多くても、検索意図が曖昧なキーワードもあります。「りんご」という検索は、果物なのか、パソコンのAppleなのかわかりません。検索意図も考慮しましょう。
③定期的に調査する
検索トレンドは変化するため、定期的に検索数をチェックして、コンテンツを更新することが大切です。
まとめ:自分に合ったSEO検索数ツールを見つけよう
SEO検索数を知ることは、効果的なコンテンツ作りの第一歩です。この記事で紹介した5つのツールからは、以下のように選ぶとよいでしょう。
- 初心者・無料で始めたい方:Googleキーワードプランナー、Ubersuggest無料版
- 日本語サイト向け:ラッコキーワード
- 本格的なSEO対策をしたい企業:Keywordmap、SEMrush
まずは無料ツールから始めて、SEO対策の効果が出てきたら段階的に有料ツールも検討するとよいでしょう。大切なのは、ツールで得たデータを参考にしながら、読者が本当に知りたい情報を提供するコンテンツを作ることです。道具はあくまでも道具、SEO対策の本質はユーザーに価値ある情報を届けることを忘れないでください。
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