パラメータの付け方で SEO評価に影響? ペナルティやマイナス評価を回避する

この記事では、SEO評価に影響するパラメータについて、2024年最新のGoogleアルゴリズムに対応した運用法をどなたにでも分かりやすく解説します。パラメータの基本概念から具体的な設定方法、ペナルティを避けるための実践的な対策まで、Webサイト運営者が知っておくべき重要なポイントを詳しくご紹介します。

URLパラメータとは何か?

URLパラメータとは、Webページのアドレス(URL)の後ろに付けられる追加情報のことです。例えば、「https://example.com/page?category=sports&sort=new」のような形で、「?」以降の部分がパラメータになります。

パラメータの基本的な役割

URLパラメータは主に以下のような目的で使用されます:

  • 商品の絞り込み検索(色、サイズ、価格など)
  • ページの並び替え機能
  • ユーザーのセッション管理
  • 広告やマーケティングキャンペーンの追跡
ポイント

URLパラメータ自体は便利な機能ですが、SEO評価に大きな影響を与える可能性があるため、適切な管理が必要です。

パラメータがSEOに与える影響

重複コンテンツの問題

URLパラメータが最も問題となるのは、重複コンテンツの発生です。同じ内容のページが複数の異なるURLで表示されることで、検索エンジンが混乱し、SEO評価が分散してしまいます。

例えば、以下のようなURLはすべて同じページを表示する可能性があります:

  • https://example.com/products
  • https://example.com/products?sort=default
  • https://example.com/products?page=1
  • https://example.com/products?utm_source=google

クローラビリティへの影響

Googleのクローラーは、パラメータ付きのURLを大量に発見すると、クローリングの効率が低下する可能性があります。これにより、重要なページの発見が遅れたり、クローリング予算が無駄に消費されたりすることがあります。

2024年最新のGoogleアルゴリズムの動向

2024年12月に実施されたGoogleのコアアップデートでは、コンテンツの品質とユーザーエクスペリエンスがより重視されるようになりました。これにより、パラメータによる重複コンテンツの問題はさらに深刻化しています。

主なアップデートの影響

アップデート内容 パラメータへの影響 対策の重要度
低品質コンテンツの削減 重複コンテンツの評価がより厳しく ★★★★★
独自性の重視 パラメータによる似通ったページの評価低下 ★★★★☆
ユーザーエクスペリエンスの向上 複雑なURLの評価に影響 ★★★☆☆

ペナルティを避けるための具体的な対策

1. Canonicalタグの活用

最も効果的な対策の一つがCanonicalタグの設定です。これにより、検索エンジンに対して「このページの正規版はこちらです」と明確に伝えることができます。

設定例:

<link rel="canonical" href="https://example.com/products" />
        

2. robots metaタグの適切な使用

パラメータ付きのページで、インデックスされたくない場合はnoindexタグを使用します。ただし、canonicalタグとnoindexタグの同時使用は推奨されません。

  • noindex: ページをインデックスしない
  • nofollow: リンクを辿らない
  • noarchive: キャッシュを作成しない

3. robots.txtでの制御

特定のパラメータを含むURLを検索エンジンがクロールしないよう、robots.txtで制御することも可能です。

Disallow: /*?sort=
Disallow: /*?page=
Disallow: /*?utm_
        
重要な変更点

2022年4月にGoogle Search ConsoleのURLパラメータツールが廃止されました。現在は、canonical、noindex、robots.txtを組み合わせた対策が主流となっています。

実践的な運用法

ECサイトでの対策例

オンラインショップでは、商品の絞り込み機能によって多数のパラメータ付きURLが生成されます。以下のような対策を実施することで、SEO評価を保護できます:

  1. メインカテゴリページにcanonicalタグを設定
  2. フィルタリングページにnoindexタグを適用
  3. 重要でないパラメータをrobots.txtで制御
  4. 構造化データの適切な実装

パラメータの分類と対応方針

パラメータの種類 SEOへの影響 推奨対策
セッション管理 重複コンテンツの原因 canonical設定
並び替え機能 同一コンテンツの複製 noindex設定
トラッキング用 影響は軽微 robots.txtで制御
ページネーション 適切な設定が必要 rel=”next/prev”の使用

継続的な監視と改善

Google Search Consoleでの確認

定期的にGoogle Search Consoleで以下の項目をチェックしましょう:

  • インデックス状況の確認
  • 重複コンテンツの警告
  • クローリングエラーの監視
  • 検索パフォーマンスの変化

パフォーマンス向上のための継続的な最適化

SEOパラメータの管理は継続的な作業です。以下のような定期的なメンテナンスを行うことで、長期的なSEO効果を維持できます:

  • 月次でのパラメータ設定の見直し
  • 新機能追加時のSEO影響評価
  • 競合サイトの動向調査
  • Googleアルゴリズム更新への対応
まとめ

SEOパラメータの適切な管理は、検索エンジンでの評価を維持するために不可欠です。canonical、noindex、robots.txtを組み合わせた包括的な対策を実施し、継続的な監視と改善を行うことで、ペナルティを避けながら効果的なSEO対策を実現できます。

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